個人レッスンでミュージカルの歌唱を教えている知人から面白い話を聞きました。

彼女は、ミュージカル歌唱の講師として結構長く教えており、
今まで色々な生徒を見てきた人。


その知人が
「今年の劇団四季オーディションに受かった子は、
ダンス・歌・演技がバランス良く上手な子より、何かずば抜けて上手な子が受かった」

とのこと。


随分昔にも、歌も芝居も初心者・だけどバレエはジュニアのコンクール?で優勝するくらいの力を持っていた友達が劇団四季に合格したそうです。


大学・専門学校も充実してきて、ミュージカルを総合的に学べるところが増えてきましたが、
それゆえに
「なんでもそつなくできるが、ずば抜けてうまいものがない」

という人も増えてきました。


ようはアンサンブル止まり


※商業舞台のプリンシパルは、
 結局知名度キャスティングが多い日本ではしょうがないのかもしれませんが…


劇団四季は無名でもちゃんと実力がある人は合格できるイメージなので、
何が何でも劇団四季に入りたいんだ!!!

という人は、
苦手な分野があってもあきらめず、得意な分野を伸ばすことを考えた方が良いです。


ただ、ずば抜けた力をつけることは並大抵のものでは出来ないですよ?
それだけでプロになれるくらいのものを身につけなければいけないのですから。


自分の子供を入れたいのであれば、テアトルアカデミー や総合的にミュージカルを勉強させてくれる団体に入れて、まずミュージカル大好き!もっとやりたい!と思わせるのが大事でしょうけど。

嫌々やらされてやっていることほど見ているこっちは辛いです。


ちなみに劇団四季駄目なら別の道を探したい…って人は、
ビーキャスト とかのエキストラ事務所でテレビ関係のお仕事もちらほらやりつつ、
知名度や関係者を広げていくっていうのもありです。

希望者にはレッスン制度もあるようですし。

日本の現状を考えると、
むやみに舞台・ミュージカルにこだわり続けて活動を続けてると先がなくなります。



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